子どもの健康

Health

保護者が安心して働き続けられ、お子さんが保育園で元気に楽しく過ごすことができるかどうかは、やはり健康状態が一番影響します。
早寝・早起き・朝ごはん、毎日の生活リズムを整えることや、自分の健康を守る生活習慣への自立に向けての働きかけは保護者の方との協同なしでは成り立ちません。
全職員がそれぞれの立場でお子さんの心身共に健やかな成長を願いながら保育にあたります。

子どもたちの健康管理のため、園では次のようなことを行っています

Program

内科健診健診第4木曜日午後
0歳児健診月1回
1歳児健診
2歳児健診
幼児健診(3~5歳児)年3回
身体測定診療・体重測定
0歳クラス身長
月1回
体重
5か月まで週1回
12か月まで月2回
1歳~月1回
1、2歳クラス月1回
幼児クラス2か月に1回

※内科健診は嘱詫医 鬼塚 礼子医師です。

園医が視診・聴診を行い、健康状態を診ます。
健診の前に医師へご相談事などありましたらお寄せください。
健診の日時は保健だより等で随時お知らせします。

年1回の健診

Program

  1. 耳鼻科検診(5~6月)

    疾病の有無を確認し、悪化防止や感染予防につなげます。

  2. 眼科検診(5~6月)

    疾病の有無を確認し、悪化防止や感染予防につなげます。

  3. 歯科検診(5~6月)

    歯並びやむし歯の早期発見、予防や治療につなげます。

  4. 視力測定(主に4才児)

    視力が完成する6才頃までに弱視を治療しなければ生涯にわたって矯正視力は改善しません。園での視力測定はスクリーニングの一環で実施しています。

健康カード

Card

健康カードは、定期健康診断や予防接種、身体測定の記録等、ご家庭と園の健康面での連絡カードです。予防接種を受けましたらご記入下さい。また、健康診断や身体測定等の記録をご確認の上、サイン後園にお戻しください。カードは卒園時に保護者へお渡しします。

保健指導

Program

幼児クラス(3~5才児異年齢混合クラス)
看護師が保育士と連携して子どもたちにお話しします。

年長プラークテスト・歯のはなし

手洗い指導

集団保育による
生活と感染症

Infection

保育園は、産休明け(生後57日~)から5才児までの集団生活の場です。免疫が未熟な乳幼児が集団保育をするため、子どものまわりで流行する感染症の種類も多く、安易に感染を受けます。「うつしたり、うつされたり」と様々なウイルスに感染して発病する機会も多いのですが、感染症をくり返すことで「免疫貯金」をしながら徐々に強くなって行きます。感染症にかかる頻度は保育園児のほうが家庭で育つ子どもより明らかに多いです。入園1~2年は病気(ほとんどが感染症)にかかることが多いのが特徴です。ワクチンで予防できる感染症は2ヶ月頃から同時接種も含め計画的に予防接種を受けて予防に努めましょう。

幼少期の体調と生活リズムや食生活は密接に関わっています。栄養バランスが取れた食事と、規則正しい生活でウイルスに強い体作りを心掛けましょう。

そして、病気になったらお子さんの安静・回復の為にも無理な登園は避け早めに休養することが大切です。

なるべく自宅で
安静に過ごしましょう

Rest

感染症にかかったとき

診断されたら直ぐに保育園にご連絡ください。
子ども家庭庁「「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」(2023(令和 5)年 5 月一部改訂)」に準じ、登園停止期間基準の病気が治って登園するときは、登園確認書(医師の確認後保護者記入)を提出して頂きます。

朝の体温が37.5℃以上あるとき

他の症状がなくても病気が潜伏していることがあります。

嘔吐や下痢があるとき

感染性胃腸炎は保育園で嘔吐する、下痢する事で感染を広げます。「おなかの風邪」と言われた場合も同様です。24時間以内に2回以上の水様便や嘔吐がある場合は登園できる状態ではありません。
「嘔吐や下痢が治まり、普段の食事がとれること」が登園基準となります。

顔色が悪い、活気が無い、不機嫌、食欲が無い

熱が無くても、体調を崩す前触れの可能性があります。

前日発熱していた(38℃以上あった時など)

翌日平熱に下がっても、再び熱が出る可能性があります。発熱後の登園については医師の指示を仰ぎましょう。発熱後は体力が回復していない場合もあります。できれば1日様子をみると良いでしょう。

保育園での
与薬について

Medicine

基本的には園での投薬は行っていません。子どもに薬が処方されている期間は、なるべく自宅で安静に過ごしましょう。登園する場合でも、主治医から処方された薬は保護者が服用させるのが基本です。1日2回の服用にしてもらうなど、ご家庭のみで服用できる方法を医師と相談してください。

医師の指示で保育園でも投薬が必要な場合はご相談ください。

①「与薬依頼書」ご記入の上、②薬1回分③薬剤情報書(お薬の内容が分かるもの)を保育士に手渡ししてください。担任又は看護師が保護者に代わって服用させます。市販の薬、解熱剤、痛み止めはお預かり出来ません。

乳幼児突然死症候群

SIDS

乳幼児突然死症候群はSIDSとも呼ばれ、それまで元気でミルクの飲みもよく、すくすく育っていた赤ちゃんが事故や窒息ではなく、ある日突然眠っている間に突然死亡するという病気です。

SIDSを減らすことのできるいくつかの環境因子として下記のことが分かっています。

  1. 寝かせるときは仰向けに寝かせる
  2. できるだけ母乳で育てる
  3. 赤ちゃんの周囲で喫煙をしない、妊娠中に喫煙しない
  4. 赤ちゃんをあたためすぎない
  5. 赤ちゃんを一人にさせない

保育園では子どもたちのお昼寝中「午睡チェック表」をつけています。

0才児では入園後の1週間が起こりやすく、約1ヶ月は特に注意が必要と言われています。ご家庭でも仰向けで寝かしつける様ご協力お願いします。

例)0才児の午睡チェック表
0才児クラス・・5分毎個別に記入
1~2才児クラス・・10分毎個別に記入
幼児クラス・・30分毎に個別に観察し記入は全体のチェック表に記入
(呼吸確認・顔色確認、上向き、横向き、うつ伏せの体位の確認)

保育園から医療機関へ
受診するとき

Medical

お子さんが怪我をして受診する際は、保護者の方にご連絡します。怪我の状況やお子さんの状況により、来て頂く事をお願いすることがあります。特に、歯の怪我や縫う怪我などは、治療方針、怪我の見通し、通院期間など保護者の方も医師より直接ご説明を受けて頂くようお願いしています。

AEDについて

AED

AEDとは自動体外式除細動器のことで、心臓に電気ショックを与えるための機器です。人が倒れて意識や呼吸が無い場合、心停止を起こしている可能性があります。心肺停止の傷病者に対して正常な心臓のリズムを取り戻す為に使用します。井の頭保育園では、事務所内にAEDを備え付けており、毎日の点検と職員はAEDの使用も含めた救命救急の訓練を年1回受けています。